東京都民の安全を守るため職務に励む警視庁の警察官約4万6千人の中から特に優秀な警察官に贈られる第91回「都民の警察官」(産経新聞社、フジテレビジョン、文化放送、ニッポン放送主催、フジサンケイグループ後援)の表彰式が20日、千代田区の大手町サンケイプラザで開かれた。受章した5人の警察官は純銀製の「都民の警察官章」を胸に、これからも首都・東京の治安と都民の安心安全を守り抜くことを誓った。
受章者は、小松川署生活安全課の藏屋博文警部補(57)▽組織犯罪対策5課の西垣猛弘警部補(53)▽通信指令本部第3指令課の沼田治警部補(53)▽少年育成課の小林由紀警部補(53)▽小金井署戸倉駐在の神田清人警部補(57)―の5人。刑事事件や少年少女の健全育成などに精通し、地道な警察活動を通じて都民の安全安心を守り、優れた功績を残してきた。
表彰式では主催者代表で、産経新聞社の飯塚浩彦社長が「都民の警察官受章者は人格・功績ともに優秀で長年、都民との懸け橋となって活躍された方々だ。今後も表彰が警察と都民の信頼関係をより一層強める一助になることを願う」とあいさつした。
小池百合子知事、三宅茂樹都議会議長から祝辞も寄せられた。小池氏は「警視庁管内の刑法犯認知件数は減少している。この治安は、みなさまが崇高な使命感を持ち、奮闘されているからこそ実現している」と感謝。三宅氏は「みなさま方のご精励とご労苦に感謝申し上げる。引き続き、貴重な経験を生かして後進の指導・育成にもご尽力をお願いしたい」とたたえた。
警視庁の大石吉彦総監は「家族、上司、同僚と喜びを分かち合い、それぞれの方々への感謝の気持ちも忘れず、今後もより一層精進をして、首都東京の治安維持のため活躍することを期待している」と激励した。
最後に受章者を代表して神田警部補が「私たちは今日この日を心に刻み、都民の警察官の名に恥じぬよう決意を新たに、一層職務に邁進(まいしん)し、都民の期待と信頼に応えていく」と結ぶと、会場からはあたたかな拍手が送られた。