暮らし替えの道しるべ

(73)住みたい部屋の作り方

不動産売買で、最近、「住みながら家を売りたい」というニーズが増加していると聞きます。

そうすることで自己資金を増やし、新居購入や引っ越しの費用に充てることができるからです。

しかし、生活しているわけですから、部屋で物がごちゃついているのは当たり前です。売るには、生活感をできるだけ抑え、内見者が「住みたくなる部屋」にする必要があります。

こうした売り手たちのごちゃつき防止の方法は、片付けの参考になります。

まずリビングの写真を一枚、撮りましょう。こうすることで、部屋のどこがごちゃついているのか、客観的に見ることができます。

ごちゃついて見える原因は大きく3つ。単に「物が多い」。これは容易に想像がつきます。床に物を置かないようにしましょう。意外に見落としがちなのが、「色の散乱」。カーテン、クッション、ラグの色がちぐはぐだと統一感がなくなります。ポイントになる色は2色程度にして、それ以外はグレーなどの無彩色やベージュにすると、まとまりやすくなります。

「統一感のないテイスト」は、和風や洋風などの家具や小物がちぐはぐに置かれている状態です。最近は北欧風や植物を部屋の中にたくさん飾るようなスタイルが注目されています。インテリアに統一感を持たせると、部屋もすっきり広く見えます。片付けたら、1枚、写真を撮りましょう。ビフォーとアフターの違いに驚くはずです。

(日本ホームステージング協会 代表理事 杉之原冨士子)