大阪8区 不祥事の自民前職不出馬、情勢は混沌

19日に公示された衆院選で、大阪8区(大阪府豊中市)では、自民を離党した前職、大塚高司氏(57)が公示直前に不出馬を表明。自民、立民、維新の3新人の戦いとなり、情勢は混沌(こんとん)としている。

4回の当選を重ねてきた大塚氏は今年1月、緊急事態宣言発令中に東京・銀座のクラブを訪れたことが発覚し、その後離党。自民は復党も見据えて候補者を選定していなかったが、公示1週間前の不出馬表明で急遽(きゅうきょ)、対応を迫られた。

地元の自民市議らから「不戦敗を避けたい」との声が上がり、自民は元豊中市議の高麗啓一郎氏(41)を擁立した。

高麗氏は第一声で「コロナ禍の中で安定した社会を取り戻すためには、自公政権を維持しながら一つの方向に突き進む政治が必要」と訴えた。

維新新人、漆間譲司氏(47)は街頭演説で、大阪府議として携わった議員定数削減や高校教育の無償化などの実績をアピール。「経済が動き出すためには、柔軟な政治が必要。中央集権型のなれ合いやしがらみのある古い政治をやめて、大阪から国の形を変えていく」と強調した。

立民新人、松井博史氏(53)は選挙事務所前で第一声を上げ、街宣活動に飛び出した。自公連立政権について、経済政策などを批判。格差の是正が重要とし、「もう一度、一億総中流といわれた時代の分厚い中間層を取り戻す」とアピールした。

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