小渕氏、故竹下氏の故郷で応援演説「1票託して」

自民党旧竹下派の小渕優子組織運動本部長は衆院選が公示された19日、島根県浜田市で開かれた島根2区の新人の出陣式に参加し、応援演説した。2区は派閥会長を務め9月に死去した竹下亘氏の地元。演説では「ふるさとにかける思いを、竹下会長に対する切なる思いを1票に託してください」と集まった支持者に訴えた。

小渕氏は、自身の群馬5区ではなく、島根を第一声の場所に選んだ理由について「長年にわたる竹下会長への思いに心から感謝を申し上げるためだ」と説明。「会長が愛したふるさとから、私自身もスタートさせていただきたい」と強調した。

旧竹下派は、小渕氏の父で元首相の故恵三氏がかつて率いた派閥。現在は会長代行の茂木敏充外相が取り仕切っているが、派内では小渕氏を「次のリーダー」として期待する声が上がっている。

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