京都・河原町は夜間の人出1・5倍 時短解除で増加も

京都市内の主要駅と繁華街の週末(16~17日)の人出が、緊急事態宣言の解除前と比較して増加していることが18日、スマートフォンの位置情報のデータから分かった。京都府内では22日から飲食店への時短要請が全面的に解除されるため、今後さらに人出は増えることが見込まれる。

ソフトバンク子会社アグープのデータを基に、産経新聞が京都駅▽京都河原町駅-の2地点で、日中(午後3時台)と夜間(同9時台)の人出を分析。宣言解除から2週間が経過した週末の16、17日について、解除前最後の週末だった9月25、26日のそれぞれ同じ曜日で比較した。

京都駅では、日中について16日が28・9%、17日が35・2%といずれも増加を示した。夜間では16日が37・2%、17日が33・8%増えていた。

京都河原町駅では、16日夜間が解除前と比べて47・5%増で、約1・5倍にまで人出が増加。17日同でも31・9%にまで増えていた。日中は夜間ほどではないものの、16日で28・8%、17日で23・1%と同様に増加を記録した。

2地点では解除後の初の週末(2~3日)と比較しても、日中・夜間ともに増加傾向を示した。

感染者 低い水準続く

京都府と京都市は18日、新型コロナウイルスに2人が感染したと発表した。5人を下回るのは6月21日以来約4カ月ぶり。府の独自措置が解除される22日以降に感染者が急増する懸念もあり、引き続き感染対策の徹底が求められる。

府内の新規感染者数は過去最多の601人を記録した8月26日から減少に転じ、9月13日には約1カ月半ぶりに100人を下回った。10月11日には8人と、7月5日以来約3カ月ぶりに一桁台となった。

17日までの新規感染者数の直近一週間平均は11・14人、対前週比は0・5倍と減少傾向が顕著となっている。

6項目でステージ3下回る

新型コロナウイルスの感染状況を判断するために政府の分科会が示す5指標7項目のうち、府内では17日時点で7項目のうち6項目がステージ3(感染急増)の基準を下回っている。入院病床の使用率も5%以下と、医療提供体制の逼迫(ひっぱく)は薄らいでいる。

入院病床使用率は感染が急拡大していた8月下旬には80%台まで達していたが、その後の新規感染者の減少とともに改善し、10月17日現在は4・6%まで低下。重症者用病床は3・1%まで減少し、ともにステージ3(20%以上)を下回り、余裕が出てきた。

新規感染者数は、第5波ピーク付近の8月26日には10万人あたり143・79人にのぼっていたが、10月17日は3・02人と2%程度まで急減。療養者数も9月2日には10万人あたり331・51人を数えていたが、10月17日は4・92人と約1・5%にまで減少した。