京都1区 自民重鎮引退で3陣営が激しい選挙戦

伊吹文明氏が引退した京都1区で、選挙カーから手を振る候補者=19日、京都市上京区(渡辺恭晃撮影)
伊吹文明氏が引退した京都1区で、選挙カーから手を振る候補者=19日、京都市上京区(渡辺恭晃撮影)

京都1区(京都市北区、上京区など)は当選12回を数えた自民の伊吹文明氏(83)が政界を引退。衆院議長、党幹事長の要職を歴任した重鎮が退いた後の空席をめぐり、19日に公示された衆院選では、自民、維新の新人と共産前職の計3人が激しい選挙戦を展開している。

自民は伊吹氏の後継として、元総務省官僚の新人、勝目康氏(47)を擁立。公示前から伊吹氏の後援会があいさつまわりや街頭演説に付き添い、知名度向上を図ってきた。19日に京都市内の選挙事務所で開いた出陣式には伊吹氏も出席。勝目氏は第一声で「伊吹先生が築いてきた37年間の積み重ねを終わらせてはならない」と呼びかけ、後継者の立場を強調した。

自民の新旧交代のすきをうかがう共産は、長年伊吹氏と票を競い、小選挙区制が導入された平成8年以降、比例復活に甘んじてきた党国対委員長の前職、穀田恵二氏(74)が悲願の選挙区当選を狙う。立民府連は選挙協力を否定しているものの、1区での候補者擁立を見送った。穀田氏は出陣式で「1区の野党共同候補として押し上げていただきたい」と野党共闘路線を訴えた。

維新の新人、堀場幸子氏(42)は自公政権と距離を置きつつ、保守層の浮動票を狙う。第一声では「地方から国の形を変えていく。京都から日本という国をつくる」などと述べた。