若手浪曲師・京山幸太、成長と挑戦の2曲

国立文楽劇場で独演会を開く京山幸太。 「『孝子萬兵衛』は50分近い長尺ですが、飽きさせないようメリハリをつけて語ります」と意気込む=大阪市浪速区
国立文楽劇場で独演会を開く京山幸太。 「『孝子萬兵衛』は50分近い長尺ですが、飽きさせないようメリハリをつけて語ります」と意気込む=大阪市浪速区

10月31日 国立文楽劇場で独演会

古典に斬新な新作、お笑いと幅広い活躍を見せる若手浪曲師、京山幸太が10月31日、大阪市中央区の国立文楽劇場で独演会を開く。会津の小鉄シリーズより「小鉄と名張屋新造(なばりやしんぞう)」と、「孝子萬兵衛(こうしまんべえ)」の2席。「年季明けから5年、成長をみてもらいたい」と意気込む。

平成25年に京山幸枝若(こうしわか)に入門。26年に初舞台を踏んだ同劇場で、独演会を開催するのは初めてだ。

「孝子萬兵衛」は孝行息子の萬兵衛が2人の役人を殺してしまう物語。村人が萬兵衛を逃そうと画策する場面は面白く、涙を誘う親子の情も描かれる。

デビュー披露時の演目でもあり、「当時は最後まで語るので精いっぱいでしたが、登場人物の感情や風景に合う節を付けられるようになった」と自信をのぞかせる。

任侠(にんきょう)ものの「会津-」は一門のお家芸で、迫力ある節をうなって聞かせるのが眼目。「師匠クラスがトリでやる演目ですが、若いうちに難しいものに挑戦したい」と選んだ。

浪曲の魅力を広めようと、お笑い芸人としても活動している。「『ちゃんと浪曲をやっているのか』と心配される方もいらっしゃる。安心していただくためにも今回は古典だけで勝負します」

曲師は一風亭初月(はづき)、ゲストに月亭文都。問い合わせは京山幸太事務局(090-8202-6489)。

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