河井元法相、控訴取り下げ意向 実刑判決確定へ

河井克行被告
河井克行被告

令和元年7月の参院選広島選挙区をめぐる買収事件で公選法違反(買収など)の罪で東京地裁で懲役3年、追徴金130万円の実刑判決を言い渡され、控訴していた元法相で元衆院議員、河井克行被告(58)が控訴を取り下げる意向であることが19日、関係者への取材で分かった。実刑判決が確定する見通し。

閣僚経験者の実刑確定は、あっせん収賄罪などで平成22年9月に懲役2年、追徴金1100万円の判決が確定した元北海道・沖縄開発庁長官の鈴木宗男参院議員以来とみられる。

河井被告をめぐっては、東京地裁が判決を言い渡した6月18日に即日控訴。弁護側は公判で、一部の現金提供の趣旨を争う姿勢をみせ、執行猶予付き判決を求めていた。

判決によると、河井被告は平成31年3月~令和元年8月、妻の案里元参院議員(48)=同罪で有罪確定=を当選させるため、地元議員ら計100人を計約2870万円で買収した。

7月には現金を受領した元議員ら計100人について、東京地検特捜部が全員を不起訴処分とし、市民らが処分を不服として検察審査会に申し立て、受理されている。