大阪14区 代表おひざ元の維新、負けられぬ戦い

19日に公示された衆院選で、大阪14区(八尾、柏原、羽曳野、藤井寺の4市)は、自民前職に維新、共産の各新人が挑む三つどもえの構図となった。

維新は過去3回の衆院選で2勝1敗と勝ち越すが、前回(平成29年)は1656票差で敗れ、比例復活に救われた。大票田の八尾市は維新の松井一郎代表(大阪市長)のおひざ元。維新にとっては連敗は許されない選挙区で、大激戦となりそうだ。

「未来に責任を持つ政治。(松井)代表の思いを継いでいく」。午前9時すぎ、八尾市の近鉄河内山本駅近くの選挙事務所で出陣式を開いた維新新人、青柳仁士(ひとし)氏(42)は大阪発の維新改革を国政へ広げることを訴えた。6月に公認が決まり、知名度の浸透に全力をあげてきた。維新人気で、てこ入れを図る。

「私は日本を守りたい。弱い人の生活を、当たり前の日常生活を守りたい」。午前10時すぎ、八尾市の近鉄八尾駅前で出陣式を開いた自民前職、長尾敬(たかし)氏(58)。大阪は「維新のブランド力が違う」(長尾氏)と警戒心を見せつつ、選挙期間中は党の大物議員らを弁士に呼び、選挙区での勝ちにこだわる。

「命を守る政治を実現する。自公、維新に負けるわけにはいかない」。午前9時前に、八尾市の商業施設「アリオ八尾」近くの選挙事務所前に立った共産新人、小松久氏(64)はこぶしを振り上げた。前回に続く国政挑戦。コロナ禍で「なぜ、検査の拡充をできないのか」と指摘し、政権交代を訴えた。