磯崎氏「拉致濃厚」答弁引き出した共産橋本氏に弔意

記者会見する磯崎仁彦官房副長官=19日午前、首相官邸
記者会見する磯崎仁彦官房副長官=19日午前、首相官邸

北朝鮮による日本人拉致の疑いを認める政府答弁を初めて引き出した共産党の橋本敦元参院議員が死去したことに関連し、磯崎仁彦官房副長官は19日の記者会見で、橋本氏に哀悼の意を表したうえで、「すべての拉致被害者の1日も早い帰国実現、拉致容疑事案などの全容解明へ、関係機関と緊密に連携しながら調査・捜査を推進したい」と述べた。

橋本氏は昭和63年3月26日の参院予算委員会で、当時の梶山静六国家公安委員長に北朝鮮が日本人を拉致した疑いを質問。55年、産経新聞が国家的な拉致容疑を初めて報じたアベック3組失踪などに関し「北朝鮮による拉致の疑いが十分濃厚」との答弁を引き出した。

磯崎氏は「拉致問題は岸田内閣の最重要課題」と強調。警察当局が計13件19人の拉致事件を捜査し、ほかにも拉致の可能性を排除できない事案があるとの認識し、捜査や調査を継続していると説明した。