森山真弓元官房長官が死去

平成2年の衆議院解散 解散証書が入った紫の袱紗(ふくさ)を持って議場に入る森山真弓官房長官(当時)
平成2年の衆議院解散 解散証書が入った紫の袱紗(ふくさ)を持って議場に入る森山真弓官房長官(当時)

官房長官や環境庁長官などを歴任した森山真弓(もりやま・まゆみ)氏が14日に死去したことが18日、分かった。衆院が明らかにした。93歳。東京都出身。葬儀・告別式は近親者のみで行った。喪主は長女の篠原真澄氏、次女の白山真理氏。

昭和55年、労働省(現厚生労働省)婦人少年局長から政界に転身、参院選栃木選挙区で初当選を果たした。衆院選と同日選だったことから、衆院議員で夫の欽司氏も当選し、「おしどり議員」として話題を呼んだ。

再選後の平成元年には海部俊樹内閣で環境庁長官として初入閣した。ところが、2週間後に前任者の不祥事による辞任で、女性初の官房長官に抜擢(ばってき)された。2年の大相撲初場所で土俵上での表彰の意思を示したが拒否され、日本相撲協会に土俵の女人禁制撤回を申し入れたこともあった。

森山真弓氏=2001年4月
森山真弓氏=2001年4月

4年には宮沢喜一内閣で文相に就任し、翌年の選抜高校野球大会で女性初の始球式を務めた。8年に衆院議員にくら替えし、小泉純一郎内閣では法相も歴任、4度の入閣経験がある。

政界引退は21年。衆院選挙区の公認をめぐり党栃木県連から異論が出るなどし、比例名簿に登載されなかったことから引退を決意。約30年の国会議員生活に終止符を打ったが、女性政治家として先駆的な存在だった。

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