拉致解決「先頭に立つ覚悟」 首相が家族会と面会

面会に訪れた(左から)横田拓也家族会事務局長、横田早紀江さん、飯塚繁雄家族会代表=18日午後、首相官邸(三尾郁恵撮影)
面会に訪れた(左から)横田拓也家族会事務局長、横田早紀江さん、飯塚繁雄家族会代表=18日午後、首相官邸(三尾郁恵撮影)

岸田文雄首相は18日、官邸で、就任後初めて北朝鮮による拉致被害者家族会と面会した。首相は「拉致問題は変わりなく最重要課題だ。すべての被害者の一日も早い帰国実現へ、私自身が先頭に立って取り組まなければならない強い覚悟、思いを胸に刻んでいる」と強調した。

首相は横田めぐみさん(57)=拉致当時(13)=の父、滋さんと有本恵子さん(61)=同(23)=の母、嘉代子さんが昨年、死去したことに触れ、「無念を思い本当に胸が詰まる」と述べた。

その上で、就任直後から電話会談したバイデン米大統領ら各国首脳に拉致問題を提起したことを挙げ「北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党総書記と条件を付けず直接向き合う。皆さまの積年の思いを感じ、努力したい」と誓った。

家族会代表で田口八重子さん(66)=拉致当時(22)=の兄の飯塚繁雄さん(83)は膠着(こうちゃく)する局面を念頭に「絶対あきらめず、国民の皆さまとともに闘う。政府は解決への具体的な動きが分かるように示していただきたい」と呼びかけた。

>時間は限られている 奪還の道筋「具体的に」