京都府は18日、新型コロナウイルスの対策本部会議を開き、京都市と府南部の計16市町村の飲食店と商業施設に要請していた営業時間短縮などの制限を21日で解除することを決めた。府内全域で飲食店への措置が解除されるのは半年ぶり。また府は飲食業の支援策「Go To イート」を22日から再開すると発表した。
会議後に記者会見した西脇隆俊知事は「第5波は乗り切り、収束したと考えている」と説明した上で、「再拡大を警戒しつつ、日常生活に戻っていきたい」と述べた。
府内の新規感染者数は過去最多の601人を記録した8月26日から減少に転じ、10月18日は2人と、約4カ月ぶりに5人を下回った。入院病床使用率も8月下旬は80%台まで達していたが、17日現在で4・6%まで改善。重症者用病床は3・1%まで減少し、ともにステージ3(感染急増、20%以上)を下回り余裕が出てきた。