容赦ない超ひらパー兄さんコラボ広告の破壊力

話題を集める理由は、日本を代表する俳優の一人に数えられる岡田さんの役柄を、容赦なく「いじる」思い切りのよさにある。今では主演映画が発表されるたび、インターネット上ではパロディーポスターを心待ちにする声が目立つ。

「皆さんの期待値が上がっている。いい意味で裏切れるように必死です」

ひらパー営業チームの田中逸馬さん(43)はそう苦笑いする。ポスターは田中さんら担当者を含む制作チームが知恵を絞り、「面白さ」を最優先に考えているという。

「燃えよ剣」のパロディーポスターが9月30日、ひらパーのホームページ(HP)上で公開されると、ツイッターではすぐに「ひらパー」がトレンド入り。11月まで、京阪電鉄の各駅にあるディスプレーで見ることもできる。

V字回復も…

ひらパーでは、予算をかけずに工夫を凝らしたPR戦略が奏功。関西圏で遊園地の閉園が相次ぐ中、30年度には13年ぶりに入園者数が130万人を突破し、経営をV字回復させた実績がある。だが、コロナ禍の影響で昨年度はほぼ半減。今年も一時、臨時休園を余儀なくされるなど苦しい状況が続く。

ただ、9月いっぱいで緊急事態宣言が解除されたことを受け、10月1日からは入場制限の上限を5千人から1万人に緩和。今後も感染状況とのにらみ合いは続くが、「楽しい話題を提供することで、ひらパーで遊ぼうかなという雰囲気が少しでも広がってくれたらうれしい」。田中さんはそう願っている。(西山瑞穂)