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韓国のドバイ万博は連日のK-POP祭り

韓国のパビリオンでは若手ダンサーらがK-POPのパフォーマンスを披露している=ドバイ(黒川信雄撮影)
韓国のパビリオンでは若手ダンサーらがK-POPのパフォーマンスを披露している=ドバイ(黒川信雄撮影)

アラブ首長国連邦(UAE)で10月開幕したドバイ万博。各国には「心をつなぎ、未来を創る」との万博のテーマに沿った出展が求められるが、展示内容からは各国がいま国際社会で何をアピールしたいのかが伝わってくる。韓国のパビリオンでは連日K-POP(韓国ポップス)のダンスイベントが開かれ、中国では習近平国家主席とUAE王族の密接な関係を強調するなど、各国とも〝お国自慢〟に躍起になっている。

観客席でハイタッチ

夜には派手にライトアップするひときわ目立つ大きな建物。韓国のパビリオンだ。吹き抜けの入り口付近はステージ状の構造になっており、そこでは連日、K―POPのダンスイベントが行われている。

記者が来場した際にダンスを披露していたのは、万博のために特別に結成されたという若手ダンサーによるユニット。主に音楽に合わせて踊る内容だったが、観客席にあがって来場者とハイタッチする演出もあり、歓声が上がっていた。

万博の趣旨とは関係が薄いようにも見えるが、来場者はその後、韓国の文化や最新技術を紹介するゾーンに案内される。ダンスだけを見て帰る人もいるものの、国際的に人気が高まっているK―POPでパビリオンへの関心を集めて誘客する狙いが浮き彫りで、一定の成果は出ているようだった。

中国は王族との関係強調

中国のパビリオンでは習近平国家主席の祝辞が大画面で流れている=ドバイ(黒川信雄撮影)
中国のパビリオンでは習近平国家主席の祝辞が大画面で流れている=ドバイ(黒川信雄撮影)

一方、ホスト国のUAEにとって自国がいかに重要であるかを強調することで存在感を前面に打ち出す国がある。中国だ。

パビリオンに入るとまず目に入るのは、習近平国家主席が万博開催への祝辞を述べる大画面映像。習氏とUAEの首脳である王族が記念撮影する写真も紹介されている。UAEにとって中国が重要な国であるとの印象を来場者に強く与える。

そこからは宇宙開発や鉄道、エネルギー、健康、情報通信、電気自動車と、自国の技術を延々とアピールする内容になっている。UAEで独占的な権力を持つ王族とのつながりを強調しつつ、自国の技術や製品の優位性を誇示する狙いが伺える。