ツンデレなパートナーと上手に付き合う方法は… “ネコ様”を幸せにする4つのガイドライン

人間にとって大切なパートナーとして存在感が高まっているネコ。「気まぐれ」の代表格ともいえるこの動物の機嫌を損なわないために、人間は何に気をつければいいだろうか? このほど発表されたふたつの研究から探っていこう。

TEXT BY SANAE AKIYAMA

ネコはただのペットとしてだけではなく、伴侶のような存在であるコンパニオンアニマルとして世界的に大人気だ。最近ではアニマルセラピーやネコカフェといった場所でも、ネコたちが人間に“癒やし”を提供するようになっている。一方で日ごろの触れ合いのなかでは、人間のほうがネコをよく理解しないせいで起きるけがや事故がよくあるという。

気まぐれでツンデレな性格の長年の友は、どうすれば友好的に交流してくれるのだろうか。ネコを飼ったことのある人たちには当たり前の日常かもしれないが、そこには研究の余地がある。

例えば、学術誌「Frontiers in Veterinary Science」で発表された研究では、ネコと触れ合う際のガイドラインが発表されている。この実験で研究者らは、参加者120人とシェルターに収容されている100匹ほどのネコと短時間交流する様子をモニターし、人間の行動とそれに対するネコのしぐさ、行動、姿勢などを調べた。

参加者はまず3匹のネコと普通に触れ合ったあと、その名も「CAT」というガイドラインを学ぶ。これは一般的なネコの習性を基に設計された、ネコと快適に交流するためのガイドラインだ。その後、参加者に再度3匹のネコと交流してもらう。すると、トレーニング後はネコの攻撃的な行動が減少しただけでなく、困惑したり不快感を示したりといったことが非常に少なくなったことが確認されたという。

実験でその有効性が示されたガイドライン「CAT」は、ネコに選択肢とコントロールを与える(Choice & Control)、ネコの行動とボディランゲージに注意を払う(Attention)、ネコに触れる場所を考える(Touching)の頭文字をとったものだ。それでは、具体的にそれぞれ何に気をつければいいのだろうか。順を追って紹介しよう。