米渡航者のワクチン義務は11月8日から 米・英・中国製の6種はOK

【ワシントン=大内清】バイデン米政権は15日、米国に渡航する外国人に対し、新型コロナウイルスのワクチン接種完了を義務付ける措置を11月8日から開始すると発表した。ワクチン接種が完了していれば入国後の隔離は必要ないとしている。

日本からは従来、渡航制限の対象外だったため、渡航時の陰性証明提出と、入国後の一定期間の隔離が求められていた。今後は同様にワクチン接種完了済みの証明が必要となる。

対象となるワクチンは、米国で認められている▽ファイザー製▽モデルナ製▽ジョンソン&ジョンソン製の3種。これに世界保健機関(WHO)が緊急使用を承認している▽英アストラゼネカ製▽中国医薬集団(シノファーム)製▽科興控股生物技術(シノバック・バイオテック)製を加えた計6種だ。

米国への渡航者は接種証明のほか、渡航3日前までのウイルス検査で陰性だったことを証明する書類提示も求められる。

これら以外のワクチンを接種している人の入国条件について、米疾病対策センター(CDC)は具体的に明らかにしていない。

米国はトランプ前政権下の昨年、新型コロナの感染拡大を受け、欧州域内での出入国管理を撤廃した「シェンゲン協定」加盟国や中国、インド、ブラジル、南アフリカ、英国などを14日以内に訪れたことがある外国人の入国を制限。商談などのための往来や観光客の激減で打撃を受けた経済界から、見直しを求める声が上がっていた。

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