台湾ビル火災で50代女拘束 蔡総統が負傷者見舞い

16日、台湾・高雄市で、火災現場を訪れる遺族ら(中央通信社=共同)
16日、台湾・高雄市で、火災現場を訪れる遺族ら(中央通信社=共同)

46人が死亡、41人が重軽傷を負った台湾・高雄市のビル火災で、捜査当局は16日までに、蚊取り線香の不始末が出火原因とみて過失致死などの疑いで50代の女を拘束した。蔡英文総統は同日、病院に出向いて負傷者を見舞ったほか、葬儀場で犠牲者に哀悼の意を表した。

地元検察当局などによると、女は1階の部屋で友人の男性らと酒を飲んだ際に蚊取り線香を使用。男性らが帰った後、火を消さずにごみ箱に捨てたところ、しばらくして引火した。部屋内にあったガスボンベも爆発。寝ていた女は出火に気付いた後、現場から逃げたという。

ビルは築約40年。1~6階の商業部分はほとんど使われておらず、防災管理はおろそかだったという。蔡氏は「制度や規則を全面的に改善する」と述べ、台湾全土の老朽化したビルを点検し、管理や消防検査の体制を強化すると表明した。(共同)