当園にいる雌のミナミブタオザル「ストロベリー」は、平成29年以降、独りぼっちで暮らしていました。数頭の群れで生活する動物なので寂しいだろうと、今年の7月30日に日本モンキーセンターさんから4歳上の雌の「アジャリ」を仲間入りさせました。
実は2頭は異母姉妹です。日本モンキーセンターで一緒に生活していたことを覚えていたのか、同居後は寄り添って寝たり、毛繕いしたりと仲良く暮らしています。
ただ、餌の時間だけ、ピリピリモードに…。ブタオザル社会では上下関係がはっきりしているのが分かります。食事時にちょっと気に食わないことがあると、もともと当園で暮らしていたストロベリーが強くアジャリを怒ります。でも、けんかはすぐに収まり、夕方には仲良くしています。
なんだか、人間の姉妹げんかを見ているようです。単独では見られなかった行動が観察できますので、ぜひ、ブタオザルに会いに来てください。(飼育ふれあい係 森山絵梨)