SNSによる児童の性被害を防げ 新潟県警が強化

SNSによる性被害などの防止に力を入れている新潟県警(本田賢一撮影)
SNSによる性被害などの防止に力を入れている新潟県警(本田賢一撮影)

ツイッターなどのSNS(会員制交流サイト)を通じて児童が性犯罪などに巻き込まれるケースが新潟県内でも増えている。若い世代にインターネットで知り合った見ず知らずの人と会うことに抵抗感がないことなどが背景にある。県警はサイバーパトロールを強化するとともに、教員向け研修会を行うなどして歯止めをかけようとしている。

重大犯罪が増加

県内で、SNSがきっかけで犯罪に巻き込まれた18歳未満の児童は平成30年が29人、一昨年が32人、昨年が40人と増加傾向にある。今年は1~8月の間に24人が被害に遭っており、昨年の同期間(20人)を上回っている。

罪種別にみると、殺人、強盗、略取誘拐、強制性交といった重要犯罪に巻き込まれるケースが増え、一昨年は1人だったのが2年には5人。今年は1~8月だけで6人と、データがある平成27年以降で最多となっている。

県警の資料によると、16歳の女子高生がSNSで知り合った男(32)からドライブに誘われ、車内で睡眠薬入りジュースを飲まされ、眠っている間にわいせつ行為をされるという事案が過去に起きている。

また、今月5日には、埼玉県北本市の土木作業員(36)が、SNSで知り合った新潟県内の10代の少女を自宅アパートに誘い出し、未成年と知りながら誘拐したとして、未成年者誘拐の疑いで逮捕された。

裸の画像が拡散

18歳未満の児童に、わいせつな画像や動画(児童ポルノ)を撮って送るよう求めるなどする犯罪も増加。今年1~8月に児童ポルノの被害に遭った県内の児童は、昨年同期間の5倍以上の11人に達した。