コロナ影響で自殺増 いじめ件数減少も全国3番目の多さ 千葉県

昨年度の千葉県内の公立学校の自殺者が令和元年度から6人増え、過去10年間で2番目に多かったことが同県教委の発表で分かった。自殺者は小学校1人、中学校7人、高校11人の計19人。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う休校が解除された昨年6月、夏休み明けの同8~9月、行事の中止が相次いだ同11月に多かったといい、コロナ禍のストレスが影響した可能性がある。

千葉県内の国公私立の小中学高校・特別支援学校のいじめ認知件数は4万839件で、過去最多だった前年度から1万2011件減少したことも判明。感染拡大による臨時休校や分散登校で子供たちが会う機会が減ったことが要因とみられる。

これらは、文部科学省が13日に公表した、令和2年度の全国の問題行動・不登校調査でまとめた千葉県分。いじめ件数は東京、大阪に次ぐ3番目の多さだった。

同県教委によると、「パソコンや携帯電話などでの誹謗中傷」によるいじめが増加傾向にあり、高校では28・4%を占めた。いじめへの対応として、9月に県内の全公立小にスクールカウンセラーを配置。中高生にはSNSを活用した相談窓口を週3日開設している。

このほか、公立学校を30日以上連続または断続的に欠席した長期欠席者は、小学校で5122人、中学校で7344人、高校で2358人だった。そのうち不登校は、小学校で2691人(前年度比339人増)、中学校で5159人(同10人増)、高校で1593人(同788人減)。

同県教委は、小学校では、進学や進級と休校の時期が重なり、ストレスを抱えた児童が多くいたことが増加につながった一方で、高校では、分散登校期間で教育相談を行ったことが改善につながったとみている。

長期欠席者には、持病があるなどの理由で新型コロナの感染を避けるため、長期欠席した児童・生徒が小学校で713人、中学校で509人、高校で106人の計1328人いた。