トルコ・タリバン友好強調 外相会談、政権承認は慎重

会談するトルコのチャブシオール外相(右手前)とアフガニスタンのイスラム主義組織タリバン暫定政権のムッタキ外相(左手前)=14日、アンカラ(トルコ外務省提供、AP)
会談するトルコのチャブシオール外相(右手前)とアフガニスタンのイスラム主義組織タリバン暫定政権のムッタキ外相(左手前)=14日、アンカラ(トルコ外務省提供、AP)

トルコのチャブシオール外相は14日、首都アンカラで、アフガニスタンのイスラム主義組織タリバン暫定政権のムッタキ外相らと会談した。会談後の記者会見ではタリバンとの友好関係を強調する一方で「政権承認と対話は別だ」と述べ、承認に慎重な立場を示した。

政権承認に向けて「タリバン以外の宗教、民族グループを政権に含めるべきだ」と呼び掛け、包括的な統治体制の重要性を訴えた。タリバンが女性の教育、労働環境を守ることは「西洋だけでなく、イスラム世界も期待している」と指摘した。タリバンは声明で、人道支援やアフガンへのトルコ航空便の再開などを議論したと明らかにした。両国は今後も対話を継続するとした。

トルコにはアフガン難民や移民が多く、数十万人が暮らす。トルコ政府は新たな難民流入を警戒しており、外相会談でも対応を協議した。チャブシオール氏によると、タリバン政権は帰国を望む人々に対して必要な支援を行う方針を示した。(共同)