台湾・高雄の火災で女性ら取り調べ

台湾南部・高雄市の火災で焼けたビル=14日(AP)
台湾南部・高雄市の火災で焼けたビル=14日(AP)

【台北=矢板明夫】台湾南部、高雄市で14日未明に発生し46人が死亡した雑居ビル火災で、地元警察は15日までに男性2人と女性1人の取り調べを開始した。

地元メディアによれば、3人は14日未明、1階の茶道具店で飲酒し激しい口論となった。女性が捨てた蚊取り線香が何かに引火した可能性がある。ただ、3人の供述が二転三転しており、警察は放火と過失の両方の可能性があるとみて調べている。

築40年の同ビルは老朽化が進んでおり、多くの空室に燃えやすい物が残されていたことから、消火・救助活動が困難を極めたと地元メディアは伝えている。高雄市は15日、市内の他の老朽化した建物を対象に安全点検を始めた。

台湾の総統府によれば、蔡英文総統と頼清徳副総統は同日、負傷者支援などに充てるため、それぞれ1カ月分の給与を寄付した。