岐阜市で1300年以上続く伝統漁「長良川鵜飼」が15日、閉幕した。新型コロナウイルス感染拡大の影響で開幕が3度延期になったほか、開幕後の8月18日~9月30日も一時休止に。川の増水で休業した時期もあり、今シーズンの営業日数は過去最少の67日間となった。乗船した人数も計1万3910人と過去最少を記録した。
15日は26隻に計436人が乗船。オレンジ色のかがり火が川面に反射する様子や、ウが魚を捕まえる姿を興味深く眺めた。
長良川鵜飼は例年、5月11日に開幕するが、今年は観覧船の定員を最大半分に減らすなどの対策を取った上で6月21日に開幕した。今月に入ってからは川岸に停泊した船から鵜飼いを眺める「水上座敷」を導入、キャンセル待ちが出るなど好評を博した。