バイデン大統領、ローマ教皇と会談へ 人工中絶容認が影 - 産経ニュース

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バイデン大統領、ローマ教皇と会談へ 人工中絶容認が影

バイデン米大統領=9月15日(AP)
バイデン米大統領=9月15日(AP)

【ワシントン=渡辺浩生】米ホワイトハウスは14日、バイデン米大統領が、20カ国・地域首脳会議(G20サミット)に出席のためローマを訪問し、29日にキリスト教カトリックの総本山バチカン(ローマ教皇庁)を訪れ、教皇フランシスコに謁見すると発表した。

バイデン氏は米人口の約2割を占めるカトリック信者。ケネディ大統領(在任1961~63年)に続く米国史上2人目のカトリック系大統領だが、教会が反対する人工妊娠中絶の権利を擁護している。

カトリック保守派には、キリストの体と血を象徴するパンとワインを分け合う重要儀式「聖体拝領」をバイデン氏に受けさせるべきではないとの声が根強くある。米紙によれば、教皇も人工中絶を「殺人」と発言したことがあり、バイデン氏が教皇から聖体拝領を受けるかどうかが、注目されている。

バイデン氏は国際社会への強い発言権を持つ教皇と、新型コロナや気候変動、貧困問題など「人間の尊厳」への取り組みを話し合う。バチカンは台湾と外交関係を結ぶ一方、中国との関係改善も模索する。中国に強硬姿勢をとるバイデン氏が、香港や新疆ウイグル自治区での人権侵害について触れるかどうかも焦点となりそうだ。

ホワイトハウスによると、バイデン氏がローマから英グラスゴーを訪問し、国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)の世界指導者会議(11月1~2日)にも出席する。