〈独自〉H2O、大阪梅田ツインタワーズ・サウスに本社機能移転へ

阪急阪神百貨店などを運営する流通大手のエイチ・ツー・オー(H2O)リテイリングが来年夏に、本社機能を複合商業ビル「大阪梅田ツインタワーズ・サウス」(大阪市北区)に移すことが15日、同社関係者への取材で分かった。リモートワークやペーパーレス化を推進し、オフィス面積を従来と比べ4割削減する。

同社は現在、阪急うめだ本店(同市北区)近隣の自社ビルに本社機能を置いている。働き方改革や新型コロナウイルス禍でのワークスタイルの変化に加え、自社ビルに耐震面の課題があることなどから、本社機能を移すことにした。登記上の本社はこれまでと同じく同本店の住所とする。

阪神電気鉄道と阪急電鉄が所有する「大阪梅田ツインタワーズ・サウス」は来年春に全面開業する予定。地下3階地上38階建てで阪神電鉄の大阪梅田駅と直結し、地下2階から地上9階には8日に新装開店した阪神百貨店梅田本店が入っている。高層階はオフィスで、ダイキン工業などが本社を置く予定だ。

H2Oリテイリング関係者によると、新たな本社機能は14階に置く。社員の座席を固定しないフリーアドレスやリモートワークを導入し、社員の多様な働き方に対応できるようウェブ会議ブースや、1人用の仕事スペースなども設置する。

同社幹部は「社員の働き方の中身も変わり、オフィス面積削減による業務の合理化・効率化を進める。社内で部門横断的なコミュニケーションの促進を図りたい」と話した。(井上浩平)