新体操で中学生2人が夢切符 全国大会へ特訓中

新体操クラブ「FIORE」で近畿大会の賞状を手に笑顔をみせる常住加留奈さん(中央左)と三間采実さん(同右)=大阪府岸和田市の市総合体育館
新体操クラブ「FIORE」で近畿大会の賞状を手に笑顔をみせる常住加留奈さん(中央左)と三間采実さん(同右)=大阪府岸和田市の市総合体育館

大阪府岸和田市を拠点に活動する新体操クラブ所属の中学3年生2人が、11月12~14日に群馬県高崎市で行われる全日本ジュニア新体操選手権大会への出場を決めた。中学最後の大舞台へ2人は「最高の演技を披露したい」と真っ直ぐな思いで厳しい練習を重ねている。

フープ(輪)を軽やかに浮かせたかと思うと、力強いステップで地を蹴り、優雅に宙を舞う…。

岸和田市総合体育館で練習に励んでいたのは3歳~中3の約40人が所属する新体操クラブ「FIORE(フィオーレ)」の選手ら。その中で泉大津市立東陽中3年の常住(とこずみ)加留奈(かるな)さん(15)、羽曳野市立峰塚中3年の三間(みま)采実(ことみ)さん(14)が特訓を繰り返していた。

2人は今月2~3日、兵庫県西宮市で行われた近畿ジュニア新体操選手権大会の個人総合で常住さんが優勝、三間さんが8位に入賞して全国出場を決めた。

どちらも幼稚園の頃から続けてきた新体操。魅力を聞くと、常住さんは「自分の思いを体や音楽で表現できる。曲を調べていくうちに『これだ』と思う瞬間がある」。なかなか技を決められず、自分に腹が立つことも。それだけに、大きな試合でノーミスの演技ができたときはコーチと泣いて喜んだという。

一方、三間さんは「その日の調子によって、昨日できたことができなかったり、やりたい技がうまくできなかったりする。でも難しい技が成功し、思う表現ができたときは楽しい」と笑顔をみせる。

フィオーレ代表の兵野(ひょうの)由紀さん(29)によると、常住さんは「感情を表現する情熱的な演技が得意」、三間さんは「こつこつ練習する冷静さが持ち味」と対照的だ。

ジュニア世代最高峰の全日本出場は2人にとって大きな夢。常住さんは「最高の演技をして、笑顔で終われるようにしたい」、三間さんは「うれしい気持ちをしっかり表現したい」と、意欲を燃やしている。