韓国 野党の有力大統領選候補が敗訴 - 産経ニュース

速報

速報

阿蘇山が噴火、黒い噴煙

メインコンテンツ

韓国 野党の有力大統領選候補が敗訴

韓国の尹錫悦前検事総長(共同)
韓国の尹錫悦前検事総長(共同)

【ソウル=桜井紀雄】韓国の尹錫悦(ユン・ソンヨル)前検事総長が現職当時に文在寅(ムン・ジェイン)政権から受けた停職2カ月の懲戒処分は不当として取り消しを求めた訴訟で、ソウル行政裁判所は14日、処分の正当性を認め、尹氏の請求を棄却した。尹氏は文政権との対立を受け辞任し、来年3月の大統領選に最大野党「国民の力」候補として出馬を決めた。野党陣営の最有力候補で、今回の敗訴は大統領選の行方にも影響を与えそうだ。

尹氏の弁護人は、控訴する方針を示した。

尹氏は2019年に検事総長に就任後、曺国(チョ・グク)元法相ら文政権関係者が絡む不正疑惑の捜査を進めた。文政権と与党側はこれに反発を強め、法務省は昨年12月、尹氏が判事の個人情報を不法に収集したり、検察とメディアの癒着疑惑の捜査を妨害したりしたとして停職2カ月の処分を決めた。

尹氏は懲戒の取り消しと効力停止を求めて提訴。行政裁判所の別の裁判官は、尹氏の訴えを認めて効力を停止する仮処分を決定していた。今回、裁判所は相反する判断を下した形だ。

裁判所は今回、個人情報の不法収集や捜査妨害などへの尹氏の関与を認めた上で「検察業務の適法性や公正性を害する重大な不正だ」と指摘。免職も可能だったとの判断を示した。

与党「共に民主党」の大統領選公認候補の李在明(イ・ジェミョン)京畿道(キョンギド)知事は、過去の都市開発事業をめぐる不正疑惑で検察の捜査対象となっており、与野党の有力候補がともに司法の〝足かせ〟がつく事態となっている。