〈独自〉いじめで転居 枚方市が児童に50万円支払いで和解

大阪府枚方市内の市立小学校で、いじめをきっかけにして転校を余儀なくされたとして児童側が市に慰謝料など約180万円を求める訴訟があり、大阪地裁で和解が成立したことが14日わかった。市が「いじめで転校に至ったことを重く受け止め、いじめの早期対応を確約する」などとし、解決金50万円を支払う内容。

市教委によると、平成29年4月、当時1年の男児が休み時間に同級生に筆箱をけられた。その後も身体症状のため教室で着替えていたところ「きもい」などといわれた。集団登校時にもからかわれたという。男児は30年4月から1年以上登校できなくなり、令和元年8月に家族で他市に転居した。

学校は、30年12月から保護者の求めで「いじめの重大事態」として調査。令和2年4月に同級生や上級生計6人の言動をいじめと認める報告書をまとめた。

市教委は「児童たちにはその都度指導と謝罪の場を設けており、登校できなくなったのも体調によるものと考えてしまった。いじめに対する認識を深め、早期発見と対応に努めたい」としている。