〈独自〉首相、国家安保戦略改定の作業着手指示 - 産経ニュース

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〈独自〉首相、国家安保戦略改定の作業着手指示

政治 記者団の質問に答える岸田文雄首相=14日午前、首相官邸(矢島康弘撮影)
政治 記者団の質問に答える岸田文雄首相=14日午前、首相官邸(矢島康弘撮影)

岸田文雄首相が13日に開かれた国家安全保障会議(NSC)で、外交・防衛政策の基本方針「国家安保戦略(NSS)」などの改定に向け、作業に着手するよう関係閣僚に指示したことが14日、分かった。米国の国家安保戦略のとりまとめを進めているバイデン政権との協議も進めるよう指示した。首相は近く、関係閣僚に指示したことを公表する方針。政府関係者が明らかにした。

NSCは13日夜に首相官邸で4大臣会合を開催した。首相はNSSとともに、防衛計画の大綱と中期防衛力整備計画(中期防)の改定も指示した。会合では中国や北朝鮮など日本を取り巻く戦略環境が一層厳しさを増していることについて認識を共有し、日米同盟強化に向けた米側との協議の重要性を確認した。

大綱と中期防はNSSの下位文書で、大綱はおよそ10年間をめどに防衛力のあり方と整備目標を定める。中期防は大綱に基づき、5年ごとの防衛費や装備品の見積もりを示す。

首相は8日に行った所信表明演説で、NSS、大綱、中期防の3文書を改定する意向を表明。具体的には海上保安庁の能力強化のほか、経済安全保障を新たなNSSに盛り込む方針を示した。また、敵基地攻撃能力を念頭に「さらなる効果的措置を含むミサイル防衛能力など防衛力の強化」を目指す考えも強調した。