IMFトップ「職に専念」 世銀報告書不正を否定

国際通貨基金(IMF)のゲオルギエワ専務理事は13日、世界銀行在籍時の報告書の不正操作疑惑を巡り「(IMF理事会が)全ての証拠を包括的かつ公平に検討」した上で続投を決めたと述べ、不正への関与を否定した。世銀との協調関係にも影響はないとし「実務に専念したい」と強調した。

世銀・IMF年次総会の記者会見で話した。世銀はゲオルギエワ氏が最高経営責任者だった2017年、年次報告書の国別ランキングで中国の順位を上げるよう内部で不当な圧力をかけたとの調査結果を公表していた。

IMF理事会が進退を含めた協議を続け、今月11日に重大な関与を示す証拠はないと結論付け、続投支持を決めた。(共同)

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