【岸田首相記者会見詳報】(1)「選挙期間中もコロナ対応万全」(1/2ページ) - 産経ニュース

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岸田首相記者会見詳報

(1)「選挙期間中もコロナ対応万全」

会見する岸田文雄首相=14日午後、首相官邸(矢島康弘撮影)
会見する岸田文雄首相=14日午後、首相官邸(矢島康弘撮影)

岸田文雄首相は14日夜、官邸で記者会見し、衆院選期間中も新型コロナウイルス対策に万全を期す考えを示した。会見の詳報は次の通り。

「本日、衆院を解散いたしました。今後、19日に公示、31日に総選挙を行う予定です。選挙期間中も新型コロナ対応には遺漏がないよう万全を期してまいります。就任した直後から、主要政策の具体化に向けて、政府を挙げて、全速力で取り組んでまいりました。衆院議員の任期は10月21日までです。解散総選挙を経て、一国も早く衆院の構成を確定し、主要政策の具体化に向けた作業を加速するとともに、新型コロナ対策、経済対策を講じていかなければなりません。そのために、国民一人一人が豊かで生き生きと生活できる社会を作り上げることができるのは誰なのか、どの政権なのか、国民の皆さんに選んでいただきたいと思います。

新型コロナへの対応を、スピード感を持った取り組みをしています。今、感染状況は落ち着いています。ワクチン、検査、治療薬、これらの普及により、国民の皆さんが望む予防、発見から、この早期治療までの一連の流れを作ることができました。

感染状況が落ち着いている今こそ、こうした流れをさらに進めるとともに最悪の事態を想定して強力な新型コロナ対策を準備することが必要です。皆さんに安心していただけるよう新型コロナ対応の全体像を発表する準備を、国、都道府県を上げて行っています。明日、その全体像に必ず盛り込み、そして実行する骨格を発表いたします。まず、この夏の2倍程度の感染力にも対応可能な医療体制をつくってまいります。万が一、それ以上、感染が拡大することがあっても、国の責任において緊急的な病床を確保するなど、万全の備えをしてまいります。

そのために、公的病院の新型コロナ専用病床化を進めます。また、新型コロナ病床として申告されていたにもかかわらず、実際には患者の受け入れに使用されなかった、いわゆる幽霊病床について、これを見える化し、感染拡大時の病床稼働率を8割超まで引き上げます。自宅、宿泊療養者の方々への即応体制も強化してまいります。

3回目のワクチン接種を12月に開始するとともに、経口治療薬について年内実用化を目指します。日常生活の回復に向け、無料検査を拡大いたします。さらにワクチンと治療薬の安定供給を確保するため、国内での開発生産への支援を経済対策に盛り込みます。新型コロナとの戦いが2年に及ぼうとする中で、事業者の活動、国民の生活は傷んでいます。選挙後には、速やかに総合的かつ大胆な経済対策を取りまとめる決意です。

この中には、新型コロナによりさまざまな困難に直面した方々への支援を盛り込みます。非正規、子育て世帯などお困りの方々に面倒な申請を行わず、給付を受けることができる、いわゆるプッシュ型の給付を行ってまいります。新型コロナの影響を受けた事業者の方々には、地域、業種を問わず、3月までの事業継続の見通しが立つよう、昨年の持続化給付金並みの給付を事業規模に応じて行ってまいります。合わせて、非正規の方々などの雇用を守るため助成率を引き上げている雇用調整助成金の特例について来年3月まで延長をいたします。

新型コロナの影響により、米の価格が値崩れしています。15万トンの特別枠を設け、民間流通在庫の保管および売買への支援を行うことで、当面、受給を安定化させます。