英コロナ対応「重大な失敗」と下院で報告書 初動遅れ批判 - 産経ニュース

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英コロナ対応「重大な失敗」と下院で報告書 初動遅れ批判

ブリュッセルの欧州議会前で風になびく英国旗(AP=共同)
ブリュッセルの欧州議会前で風になびく英国旗(AP=共同)

英下院は12日、政府の新型コロナウイルス対応を検証した報告書を公表した。昨年、感染が急拡大した初期段階で速やかにロックダウン(都市封鎖)に踏み切らず、死者の増加を招いたと指摘。公衆衛生を巡る問題で「英国が経験した最も重大な失敗の一つ」と批判した。

英国の新型コロナ感染による死者数は累計約13万8千人に上り、欧州では最多。

英政府が都市封鎖を導入したのは、欧州の周辺国でも感染被害が深刻化していた昨年3月下旬。報告書は、政府の諮問委員会が感染対策を協議し始めてから既に2カ月が過ぎていたとし、対応の遅れが「誤り」だったのは明白だと結論付けた。

政府による判断の背景については、一定の感染拡大は避けられないとの「運命論」的な考えにより、当初は都市封鎖などによる感染の「抑制」ではなく、感染の「管理」を目指すにとどまったと指摘した。

報告書は約150ページで、超党派議員からなる下院の保健・社会福祉委員会と科学・技術委員会が共同で作成した。