運送会社で元同僚刺殺の男に懲役18年判決 大阪地裁

大阪地裁=大阪市北区
大阪地裁=大阪市北区

大阪府高槻市の運送会社で昨年2月、従業員の脇坂勇樹さん=当時(40)=を刺殺したとして、殺人などの罪に問われた元従業員、松井保被告(36)の裁判員裁判で、大阪地裁(渡部市郎裁判長)は13日、「身勝手極まりない理不尽な犯行」として、懲役18年(求刑懲役22年)の判決を言い渡した。

被告は罪を認めており、犯行の経緯や情状面が争点だった。渡部裁判長は判決理由で、被告が犯行前日に会社を解雇されたことに不満を抱き、無関係の脇坂さんを襲ったと指摘。「一方的に被害者を複数回突き刺しており、犯行は残忍で執拗(しつよう)かつ悪質」とした。

弁護側は被告がアルコール依存症によって冷静な判断ができなかったと主張していたが、判決は「犯行に直接的な影響はなかった」と退けた。

判決によると昨年2月27日、高槻市の会社の敷地内で、脇坂さんの胸部などを包丁で複数回突き刺し、出血性ショックで死亡させた。