失言の生方氏の去就焦点 衆院選千葉 共産は3つの区で取り下げ - 産経ニュース

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失言の生方氏の去就焦点 衆院選千葉 共産は3つの区で取り下げ

北総鉄道白井駅自由通路に設置された13区のポスター掲示板=13日、千葉県白井市(江田隆一撮影)
北総鉄道白井駅自由通路に設置された13区のポスター掲示板=13日、千葉県白井市(江田隆一撮影)

衆院は14日、解散される。千葉県内には13の小選挙区があり、40人以上が出馬を準備。19日公示、31日投開票の総選挙に向け、事実上の選挙戦に突入する。新内閣発足の勢いに乗る自民と、野党共闘で政権交代を目指す立民の対立が主な構図。6区(松戸市など)で出馬を予定していたが北朝鮮の拉致被害者に関する失言で立民の県連代表を辞任した生方(うぶかた)幸夫氏の去就や、立民の対応が注目される。

自民は全13選挙区に候補者を擁立。国政で連立政権を組み、県内の小選挙区では候補者を立てない公明の協力も得て、全員当選を目指す。うち12人は現職だが、13区(鎌ケ谷、白井、印西市など)だけは、2月に緊急事態宣言下の高級ラウンジ訪問で離党した白須賀貴樹氏の後任として公募で選ばれた医師の松本尚氏が、新人として立候補する。

今月4日に成立した岸田内閣では、2区(八千代、習志野市など)の小林鷹之氏と3区(市原市など)の松野博一氏が入閣。松野氏は官房長官、小林氏は新設された経済安全保障担当相として内閣の屋台骨を支えるだけに、政権の信任投票としての側面もある。

立民は11選挙区で候補者を立てる。13日には共産が5区(浦安、市川市の一部)、7区(流山市など)、8区(柏市など)で候補者を取り下げ、野党共闘が実現。1区(千葉市の一部)や3区、4区(船橋市の一部)、8区などで自民との事実上の一騎打ちに持ち込む。前回総選挙は、小選挙区での勝利は野田佳彦元首相の4区だけにとどまった。今回は3月の知事選で支え、自民推薦候補に圧勝した熊谷俊人知事と候補予定者との2連ポスターを県内各所に貼り、票の上積みを期す。

優勢と指摘される選挙区がある一方、菅義偉前首相が辞任したことで追い風は弱まった。今月11日に発覚した生方氏の失言で、党全体に逆風も吹く。生方氏は公認が見送られ、無所属で出馬するかが焦点だ。

共産は4人を擁立。うち1人は生方氏と同じ6区で、13日に取り下げた5区の候補が横滑りする形で同日に擁立が発表された。

維新は都市部を中心に4人を立てる。国民は1人、れいわは2人が立候補を予定。このほか、諸派や無所属などで立候補に向けた動きもある。