米露外務次官が協議 外交正常化「進展なし」 - 産経ニュース

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米露外務次官が協議 外交正常化「進展なし」

ロシアのリャプコフ外務次官(ロイター)
ロシアのリャプコフ外務次官(ロイター)

【モスクワ=小野田雄一】ヌーランド米国務次官は12日、ロシアの首都モスクワを訪問し、リャプコフ露外務次官と協議した。両氏は米露が互いの外交使節団に科している制裁措置の解除などを協議したが、合意には至らなかった。

タス通信によると、リャプコフ氏は協議後、報道陣に「目立った進展はなかった」とし、今後も米露の外交団をめぐる緊張が続くとの見通しを示した。露外務省は「ロシアは過去数年間に双方が科した(外交団に対する)制限の全面解除を提案した」と発表した。

米国は4月、米大統領選への干渉や政府機関などに対するサイバー攻撃への制裁として、米国勤務の露外交官10人を国外追放。ロシアも報復として米外交官10人の追放を発表した。さらにロシアは5月、在露米大使館や領事館に対し、ロシア人スタッフの雇用を禁じる措置を発動。米在外公館は運営に支障が生じ、業務縮小に追い込まれている。

両氏はアフガニスタン情勢についても協議。リャプコフ氏は、アフガン撤収後の米国が模索している中央アジアでの軍事拠点確保について「いかなる形でも容認できない」と米側に改めて伝えたと明らかにした。