台湾・台北市に「松山区」がある。台北の〝空の玄関〟のひとつ、台北国際空港(台北松山空港)があり、内外の主要都市と翼で結ぶ。そのルーツは、日本統治時代の昭和11(1936)年、台湾総督府によって開設された「台北(松山)飛行場」だ。
14年度版『台湾事情』(台湾総督府編)によれば、11年から、内地への定期便が台北(松山)―那覇(沖縄)―福岡間に週3往復飛んでいる。使用機は、米ダグラスDC3型機(21人乗り)など3機種。利用客は、台北―那覇間で、初年度の10年度604人→13年度4027人へと急増している。
島内便では台北―高雄、花蓮港便や、台北から台中、台南、屛東などを巡る循環線も開設された。