岸田首相、経口薬の国産化に意欲 参院本会議

参院本会議での代表質問の答弁に臨む岸田文雄首相=13日午前、国会(矢島康弘撮影)
参院本会議での代表質問の答弁に臨む岸田文雄首相=13日午前、国会(矢島康弘撮影)

岸田文雄首相は13日の参院本会議の代表質問で、新型コロナウイルスの感染再拡大に備え、「変異株や新たな感染症に対応するため、国産ワクチンを含めた産学官の研究開発を集中的に支援したい。製造拠点の整備や薬事承認プロセスの迅速化にも取り組む」と強調した。「飲み薬はコロナ対策の決め手だ」と述べ、経口薬の国産化にも強い意欲を示した。

公明党の山口那津男代表の質問に答えた。新型コロナで打撃を受けた経済の再生に向けて「総合的かつ大胆な経済対策を策定する。(19日公示、31日投開票の)衆院選後にすみやかに決定し、補正予算を提出する」と語った。

代表質問は午後に国民民主、共産、立憲民主、自民各党が質問し、衆参両院で3日間の日程を終える。衆院が14日に解散されるため、今国会での質疑はこの日が最後となる見通しだ。

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