THE古墳

箸墓と卑弥呼の都を結んだ「昼食帰りの大発見」

纒向遺跡で発掘された特殊器台の破片。箸墓古墳や邪馬台国に結びつく手がかりとなった(奈良県立橿原考古学研究所付属博物館提供)
纒向遺跡で発掘された特殊器台の破片。箸墓古墳や邪馬台国に結びつく手がかりとなった(奈良県立橿原考古学研究所付属博物館提供)

邪馬台国(やまたいこく)は畿内(奈良県)か九州か-。江戸時代の政治家で儒学者、新井白石(あらい・はくせき)以来の古代史論争の謎を説くカギが、女王・卑弥呼(ひみこ)の墓ともいわれる箸墓古墳(奈良県桜井市)と、その北に広がる纒向(まきむく)遺跡(同)だ。平成21年にこの遺跡で見つかった大型建物跡は「卑弥呼の宮殿か」と注目を集め、畿内説が一気に高まった。邪馬台国を語るのに欠かせない2つの遺跡を結びつけたのは、50年近く前、一人の研究者が拾い上げた手のひらサイズの土器の破片だった。

発掘のきっかけは炭鉱閉鎖

昭和46年、ある開発計画が桜井市で持ち上がった。炭鉱離職者向けの雇用促進住宅の建設。当時、国のエネルギー政策が石炭から石油に転換し、九州などの炭鉱が次々と閉鎖。職を失った炭鉱労働者たちが仕事を求めて全国に散らばり、奈良県内でも離職者用の住宅が建てられることになり、事前の発掘調査が予定された。

ランキング

  1. 「反日種族主義」の韓国人研究者、徴用工訴訟は「韓国単独で解決すべきだ」

  2. 〈独自〉山崎拓氏の除名求める申し入れ書を提出 自民前職

  3. 市長、議会でいじめ認める 北海道旭川の中2女子死亡

  4. 衆院選選挙区終盤情勢②東京 南関東 北陸信越

  5. 中国、岸田首相発言に「内政干渉」と反発

  6. 【経済♯word】#メタバース もう一つの世界 将来も予測

  7. 自民大阪府連、辻元氏応援の山崎拓氏の除名処分要求

  8. 歓喜の瞬間 心臓に発作の危機が…「ハッピーハート症候群」悲しみと経路共有

  9. 衆院選選挙区終盤情勢③近畿 東海

  10. 【阿比留瑠比の極言御免】現実的な外交・安保こそ争点