【知ってる?!】台湾珈琲② 日台の縁 映画でPR - 産経ニュース

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知ってる?!

台湾珈琲② 日台の縁 映画でPR

映画「初めての珈琲~第一杯珈琲~」の1シーン(SOLVFX提供)
映画「初めての珈琲~第一杯珈琲~」の1シーン(SOLVFX提供)

品質の良さで注目される台湾産コーヒー豆「台湾珈琲」だが、実はその栽培方法を確立したのは日本人だという。台湾行政院農業委員会(日本の農林水産省に相当)の水土保持局では、こうした日台の縁の深さや、台湾珈琲の魅力を知ってもらおうと、日本と台湾のコーヒーをめぐる交流を描いた映画「初めての珈琲~第一杯珈琲~」を製作し、日本でキャンペーンを展開中だ。

同局によると、台湾で本格的にコーヒー栽培が始まったのは日本統治下だった約100年前。台湾総督府が実験農場を設け、鹿児島県出身の植物学者、田代安定が栽培方法を確立した。天皇家へ献上されるほど良質な豆だったという。1942年には栽培面積約970ヘクタールまで広がったが、戦後の混乱などで衰退した。

〝復活〟の契機は、99年の台湾中部大地震だった。同局は壊滅状態となった茶畑や農村復興のため、コーヒーへの転作を奨励した。かつて味わったコーヒーへの愛着や郷愁もあり、取り組みは徐々に広がり、収穫量は震災前の約970倍にまで拡大したという。

海外初となる今回のキャンペーンでは、東京をはじめ全国24都道府県のカフェ40店で13農園の厳選豆を提供するとともに(売り切れ次第終了)、一部店舗では「初めての珈琲」も上映している。

同局では「日本人にぜひ、新しい台湾珈琲を味わってほしい」と話している。(取材協力 台湾行政院農業委員会水土保持局)