JR東日本の深谷光浩東京支社長は12日の定例記者懇談会で、7日深夜に首都圏で最大震度5強を観測した地震や埼玉県蕨市の変電所火災で、主要な在来線が長時間運休したことについて「多くの乗客に迷惑を掛け、おわびする。(今後は)速やかに運転を再開する方法を検討していく」と謝罪した。
近年は駅の無人化や省人化が進み、緊急時の対応が懸念されているとの質問に「トラブルの際は普段駅に勤務していない社員も含めて一斉に携帯電話にメールを送り、最寄り駅に駆け付けさせる仕組みだ」と説明。「駅で社員が足りずに混乱を招いたことはないと考えている」と述べた。
7日深夜の地震による帰宅困難者への対処については「乗客が駅の中で運転再開を待てるようにした」と話した。