自民党の甘利明幹事長は12日夜のBSフジ番組に出演し、現職の河村建夫元官房長官と参院議員を辞職した林芳正元文部科学相が公認を争う衆院山口3区について「もうすぐ衆院解散だ。そのときまでには対応する。それこそ1、2日の話だ」と述べた。
甘利氏は、党内規で定める衆院比例代表候補の73歳定年制について「条件をつけて例外をつくることはある」としながらも、78歳の河村氏に適用する可能性を問われると、「河村氏も元気だから」と言葉をにごした。
また、自民党現職の吉川赳氏と無所属現職で二階派(志帥会)に所属する細野豪志元環境相が対決する静岡5区の取り扱いに関しては「細野氏が勝ち上がった場合、どういう道があるのかは、本人が地元県連と相談し、考える余地がある」などと述べ、追加公認に含みを持たせた。