衆院選・和歌山与党編 波紋広がる二階氏の幹事長退任

「本人」と書かれたシャツを着て支援者らに訴える門博文=9月26日、和歌山市
「本人」と書かれたシャツを着て支援者らに訴える門博文=9月26日、和歌山市

「郷土のためV13を目指す」。和歌山3区の自民現職、二階俊博は今月2日、みなべ町のホテルで開いた後援会の会合で、衆院選に向けた気勢を上げた。

平成28年に自民幹事長に就任。就任期間は歴代最長となり、中央政界に影響力を維持してきたが、今年9月に岸田文雄が選ばれた自民総裁選では存在感を発揮できず、幹事長も退任。影響力のかげりもささやかれた。

しかし会合では、地元での圧倒的な影響力を誇るように県内の首長や議員ら有力者約400人を集めた。意気軒高な二階の姿に、参加者の一人は「支持者の不安も払拭でき、万全な態勢で選挙に臨める」と自信を深めた。

非公開の会合後、取材に応じた二階も「衆院選に出るのは当たり前のことだ」と話し、一部でささやかれていた引退説を一蹴。幹事長退任の影響についても「別にありません。郷土のために支援者のご恩を忘れず、しっかり頑張る。これに尽きる」と語気を強めた。

昭和58年の衆院選初当選以来、13選を目指す二階。

後援会「新風会」の関係者は「過去最多得票を獲得し、実力をみせつける」と息巻く。連合会長の榎本長治も「地元一体で選挙を戦っていく」と言い切る。

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ただ、二階の幹事長退任は波紋を広げている。