ふるさと納税返礼品を新成人にプレゼント 和歌山・田辺市

ふるさと納税の返礼品を集めた「応援品カタログ」。新成人に好評だった=和歌山県田辺市
ふるさと納税の返礼品を集めた「応援品カタログ」。新成人に好評だった=和歌山県田辺市

故郷の良さを再認識してもらおうと、和歌山県田辺市教委は、市のふるさと納税の返礼品を新成人にプレゼントするという珍しい取り組みを始めた。返礼品はさまざまな市の特産物が並び、好きな一品を選んでもらう。今年1月に予定されていた成人式がコロナ禍で中止になったことから特別に新成人に贈ったところ、「改めて地元の良さがわかった」などと好評だったことから、来年の成人式の出席対象者にも贈呈することにした。

(張英壽)

当初今年1月に予定していた成人式は、いったん5月に延期したものの、結局中止となった。

市教委は新成人を応援するため、ふるさと納税で2万円以上の寄付に贈られる返礼品(6千円相当)を集めた「応援品カタログ」を作製し、新成人738人に郵送した。カタログは、全国的にも知られた南高梅の梅干しや熊野牛のスライス肉、ユズの和菓子など35品で構成。92%にあたる682人が一品を選んで申し込んだ。

返礼品の応援品を送付するとともにアンケートを実施したところ、「地場産業も理解できてよかった」「応援品がなければ出会っていなかった商品」「改めて田辺の良さを知られた」などと好意的な声が寄せられた。配送地域は35%が県外で、遠くで生活しながら地元を再発見する効果があったとみられる。

好評を受け、市教委は来年1月の成人式対象者への返礼品プレゼントを計画。今回は1万円以上の寄付に贈られる返礼品(3千円相当)になるが、10月下旬に式典の案内とともにカタログを送り、申し込んでもらうという。

カタログには、南高梅や地元産のクラフトビール、ミカンなど42品目の掲載を予定している。対象の新成人は約700人で、事業費は約320万円。

市教委生涯学習課の担当者は「若者には地元の特産品は意外に知られておらず、新たな発見になるはず。継続していきたい」と話している。