東北走った国鉄キハ導入へ 兵庫の北条鉄道

日本海沿いを走るJR五能線の列車=2019年9月、青森県深浦町
日本海沿いを走るJR五能線の列車=2019年9月、青森県深浦町

新型コロナウイルス禍で交通機関の経営環境が厳しい中、兵庫県の北条鉄道が29日までクラウドファンディング(CF)で寄付を募っている。東北地方の非電化路線を走った旧国鉄のディーゼル車両「キハ40」の導入費などに充て、地域活性化につなげる目的。鉄道ファンらが寄付に応じている。

CFのポスターを手にする北条鉄道の富永篤史さん=9月、兵庫県加西市
CFのポスターを手にする北条鉄道の富永篤史さん=9月、兵庫県加西市

北条鉄道は、兵庫県の加西市と小野市を結ぶ全長13・6キロの非電化路線。旧国鉄の路線を引き継ぎ、沿線自治体が出資する第三セクター方式で1985年から運行が始まった。

導入しようとしている車両は79年製。青森、秋田両県を結ぶJR五能線を今年3月まで走った。導入費は、運行に必要な保安装置の取り付けや兵庫までの輸送費なども含めて、計約2600万円。CFで賄いきれない分は、北条鉄道の最大株主でもある加西市が負担する。