宗が涙の同点2ラン オリM点灯王手 - 産経ニュース

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宗が涙の同点2ラン オリM点灯王手

【オリックスーロッテ】八回、2点本塁打を放つオリックスの宗=10月12日、京セラドーム大阪(宮沢宗士郎撮影)
【オリックスーロッテ】八回、2点本塁打を放つオリックスの宗=10月12日、京セラドーム大阪(宮沢宗士郎撮影)

八回、まさに起死回生の同点2ランを放ったオリックスの宗。何度もほえながらダイヤモンドを一周してベンチに戻ると、涙が止まらなかった。京セラドーム大阪で12日に臨んだロッテ戦。一、三回のチャンスに併殺打に倒れ「むっちゃ引きずっていた」と、ふがいない自分への悔しさ、それを晴らしたうれしさといった感情が交差した。

ロッテ先発の小島にほぼ完璧に抑えられ、完封負けまであと4人。2死一塁で回ってきた打席は「開き直って思い切りいくしかなかった」。初球のストレートをフルスイングすると、打球は右翼スタンドへ突き刺さった。中嶋監督は「きょうは完全にやられていた。追いついたのは大きい」とうなずいた。

右手首骨折で戦線を離脱した吉田正に代わって3番を打っていた紅林が10日のソフトバンク戦で左手首付近に死球を受けて途中交代。この日は試合前の練習に姿は見せたが、ベンチからは外れた。「チーム全員で補いながらやるしかない」と宗。誰かが欠けてもカバーする強さが、いまのチームにはある。

天王山の3連戦の初戦を引き分け、7年ぶりのクライマックスシリーズ進出が決まった。そして13日に勝てばマジック7が点灯する。残りは9試合。指揮官は「勝ち切りたい」と力を込めた。(鮫島敬三)