田中が代表初得点で先制ゴール 「引退覚悟」のプレー - 産経ニュース

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田中が代表初得点で先制ゴール 「引退覚悟」のプレー

【サッカーW杯アジア最終予選 日本代表対オーストラリア代表】 前半 田中 碧(中央)がゴールを決め、歓喜する日本代表の選手たち=埼玉スタジアム(撮影・福島範和)
【サッカーW杯アジア最終予選 日本代表対オーストラリア代表】 前半 田中 碧(中央)がゴールを決め、歓喜する日本代表の選手たち=埼玉スタジアム(撮影・福島範和)

12日に行われたサッカーの2022年ワールドカップ(W杯)カタール大会アジア最終予選で、B組の日本はオーストラリアに2―1で競り勝った。前半に田中(デュッセルドルフ)の代表初ゴールを先制した。

スタジアムは歓喜の渦に包まれた。前半8分、田中は南野の左クロスをペナルティーエリア内の右サイドで受けると、素早く右足を振り抜きサイドネットに突き刺した。代表初得点が貴重な先制ゴールとなり、23歳は「勝たなければいけなかったので点が取れてよかった」とほほ笑んだ。

落ち着いたプレーを90分間続けた。東京五輪では守備的MFを2人で担った遠藤航、昨季まで川崎の同僚だった守田との連係は抜群だった。豊富な運動量で攻守に幅広く顔を出して勝利に貢献した。「この試合が終わって引退してもいいぐらいの気持ちだった」という。強い決意で臨んだ試合で勝利に導き、「勝てたことでほっとしている」と安(あん)堵(ど)の表情を浮かべた。

今夏からドイツに渡って自身のプレーに磨きをかけている。フル代表3試合目で存在感を発揮。窮地に陥っていたチームを重圧から解き放つ先制点だった。

日本の新戦力は「しっかりと責任もって、小さい子供たちがW杯を見れるように、日本が出ている姿を見せられるように、必ず勝って次につなげたい」と覚悟を口にした。W杯出場に向けて不可欠なピースとなってきそうだ。(奥山次郎)