「勘違いによる過失だった」 飯塚元被告が従来の主張を撤回

池袋暴走事故の実況見分に立ち会う飯塚幸三元被告=2019年6月、東京都豊島区(納冨康撮影)
池袋暴走事故の実況見分に立ち会う飯塚幸三元被告=2019年6月、東京都豊島区(納冨康撮影)

東京・池袋で平成31年4月、乗用車が暴走して通行人を次々とはね、母子2人が死亡した事故で、自動車運転処罰法違反(過失致死傷)の罪に問われ禁錮5年の実刑が確定した旧通産省工業技術院の元院長、飯塚幸三元被告(90)が12日、東京地検への出頭前に、関係者を通じて「収監にあたって」と題するコメントを発表した。これまでの主張を撤回し、事故原因はブレーキとアクセルの踏み間違いによる自身の過失だったと認めた。全文は次の通り。

先日の裁判の判決に従い、東京地方検察庁から呼び出しがあり、本日、収監されることになりました。

この度の刑事裁判では、事故当時の私には踏み間違いの記憶がなかったため、被害者とそのご親族の方々に心苦しくも無罪を主張させて頂きましたが、提出された証拠及び判決文を読み、暴走は私の勘違いによる過失でブレーキとアクセルを間違えた結果だったのだと理解し、控訴はしないことにいたしました。亡くなられた松永真菜(まな)様・莉子(りこ)様のご家族ご親族様と、お怪我をされた被害者の方々には深くお詫び申し上げます。私の過失を反省するため刑に服してまいりたいと思っております。また、この事故で多くの方々にご迷惑をおかけしましたことをお詫びいたします。

飯塚幸三

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