政府は12日、ボーガンを規制対象とし、所持を許可制とする改正銃刀法の施行日を来年3月15日にすると閣議決定した。違反した場合は3年以下の懲役または50万円以下の罰金が科せられる。
所持は都道府県公安委員会発行の許可証が必要となり、原則として講習を義務付け3年ごとに更新する。用途は射撃競技や動物麻酔などに限られる。既に所有している場合は施行から半年となる来年9月14日までに許可申請するか、廃棄する。
警察庁は公布日の今年6月16日に各都道府県警に廃棄を希望するボーガンの引き取りを指示しており、3カ月間で計950丁が全国の警察に持ち込まれた。都道府県別では愛知が115丁で最多、北海道が78丁、兵庫が65丁、東京が61丁、岐阜が56丁などと続いた。