米欧、タリバンと接触相次ぐ G20首脳アフガン会議

【パリ=三井美奈】アフガニスタン情勢をめぐり12日、主要20カ国・地域(G20)首脳会議がオンライン形式で行われる。G20議長国イタリアのドラギ首相の主催で、アフガンへの人道支援や治安回復について話し合う。

会議にはバイデン米大統領や岸田文雄首相、インドのモディ首相、メルケル独首相らが参加。中国外務省は11日、習近平国家主席の特使として、王毅(おう・き)国務委員兼外相が出席すると発表した。

日米欧はイスラム原理主義勢力タリバンのアフガン暫定政権を承認していないが、今月には米代表団がカタールで人道支援をめぐってタリバン側と直接協議を実施。欧州連合(EU)もカタールで協議に入る構えだ。G20では、暫定政権承認の是非には踏み込まず、人道支援に向けた国際協力を話し合うとみられる。

EUは11日の外務・開発相会合で、アフガンの治安が回復次第、人道支援の要員を送る方針を確認した。現地の気温は冬には氷点下に達するため、ボレルEU外交安全保障上級代表は「適切な支援がなければ、100万人の子供が死の危険に直面する」と述べ、対応を急ぐべきだと訴えた。